皆さま、8月を如何お過ごしでございますか。

7月26日に、長野県での、レ・クロッシュ リサイタルを終える事が出来ました。

長野鹿教湯温泉でのコンサートでは、ここ数年毎年夏休みに演奏を刺せて頂きますので、この日に合わせて
東京から遊びに出ていらしてくださる方も多く、満席の中、とても楽しんで頂けたようで嬉しかったです。

毎年CDを購入するのを楽しみにしてくださる方とも終演後にお話をさせて頂きましたが、わざわざ東京ではなく、避暑地の夜にゆっくり演奏を聴いて過ごす事が大好きとのことでした。
来年もまた依頼がございますので、お目に掛かれれば嬉しいです。

昨夜東京に戻りましたが、12泊もしてしまったので、帰ってからの仕事も忙しくなりそうです。

長野県の公演のあとは軽井沢に寄り、大掃除を兼ねて楽しみました。
そして、みなかみ温泉や越後で温泉旅行を楽しみながら、8月2日は、長岡の大花火大会に参りました。
48年振りの長岡での花火ですから、ワクワクしていましたが、当時とはあまりにも規模が違い驚きました。
感動と感激の連続でした!
全員が優先席を購入しているはずですのに、朝から車のラッシュで、駐車場を取るために並ぶところがからスタートです。

長岡まつりは、昭和20年8月1日の夜闇の空におびただしい数のB29大型爆撃機が帰来し、午後10時30分から1時間40分もの間にわたって市街地を襲撃し、長岡の旧市街地の8割が焼け野原と変貌し、見渡す限りの悪夢…
そして、空襲から1年後の昭和21年8月1日に開催されたのが、長岡まつりの前身である、「長岡復興祭」です。
この祭りによって長岡市民は心を慰められ、励まされ、固く手を撮り合いながら復興に臨んだとのことです。

この精神をずっと絶やさず、今もなお「長岡まつり」は継続され、8月2日と3日には、「長岡大花火大会」が開催されているわけですから、長岡市民が優先に優先席をまず取られるのは当たり前の事です。

今年は優先席、それも最高に観やすい場所で大花火を観賞することが出来ましたので、大満足です。
自分に花火が降り注ぐような壮大な花火を間近で観ることが出来たことは、感動の連続でした。

席の確保のための抽選会、駐車場の確保、そしてホテルが1年前から予約を入れている方が多いと聞くだけあり、どこもいっぱいで、宿泊が中々厳しかったですが、幸い十日町の一棟貸しが見つかりましたので計画を進めました。
芸術的な宿を探せましたが、花火終了は9時半。そこからシャトルバスに乗るまで20分歩き、バスは、福島県や長野県などの近県からも借りてきていますので、次々とシャトルバスとして到着するのですが、乗れるまでには30分以上待ち、ようやく駐車場まで着いても、一斉に車を動かすわけですから、渋滞が続きます。
幸い高速道路を通らないルートで行けましたので、長岡インターまで7分のところが3時間待つということはありませんでしたが、すごい経験をさせてもらいました。

しかし、この長岡花火ブランドの価値を高めていく事を目的にしているだけあって、ボランティアの充実した誘導により、大混乱は起きませんでした。
それにも感心致しました。ご親切な方たちばかりでした!

宿に着いたのは、午前1時…
ホテルではない分、門限の心配はありませんでしたが、暗いので鍵を開けてありますしエアコンも入れてあります、とオーナーさんがご親切に言ってくれていたので、住所通りにナビで行き、玄関が空いたままになっている家があったので、この家かしら?と勝手に入ったらば、そこは隣のお宅で、そこのおばさんが親切にお隣の電気が明々と付いているところですよ、と教えてくださり、もう真夜中に入ったにも関わらず怒鳴らないで丁寧に教えてくださいました。
どこの家もカギを掛けていないご様子、信頼しきっているのですね。
東京だったら、「トロボー!」って大騒ぎされそうな出来事でした。
長岡花火のためのお客さんだと思ってのことでしょうが…

翌日は志賀高原の温泉でゆっくりしましたが、そこのオーナーさんが3日の長岡大花火大会が終わってから、志賀高原まで車で飛ばしてくる人たちが何組もあるんですけれど?と不思議がっていましたので、とにかく特別な日で、その近辺のホテルはどこもなかったからでしょう、とお伝えしました。
案の定、午前3時ごろにホテルに車が何台か停まる音がしましたので、朝から駐車場、花火が終わっても志賀高原まで車でホテルまで運転、さぞかしお疲れになった事でしょう…

というわけで、大変貴重な経験をさせてもらいましたが、高齢者にとっては大変すぎる花火大会だと思います。
今年これを経験出来て良かったと思います。

志賀高原のあとにまた軽井沢に戻り、昨夜東京に帰宅しましたが、蒸し暑く息苦しいです。

パリオリンピックの日本勢の活躍は素晴らしいですね。
ただ、フランスでの開催は100年振りなのですから、もう少し時間をかけて世界から集まるアスリートのために尽くして欲しかったです。
35年も住み慣れたフランスでの開催、セーヌ川の汚染にしても恥ずかしい気持ちですが、その適当さがフランス人であることは間違いないです。
無事にテロもなく、パラリンピックまで充実した日々でありますように!

今から孫のミュージカル公演初日を観に行きます。
オファーをもらっての役ですから、張り切っているようです。
ソロのタップも披露できると喜んでいました。

8日から10日の3日間の公演ですから、千秋楽には、友人たちもいらしてくださるとのことでお会い出来るのも楽しみです。

では、引き続き楽しいバカンスをお過ごしください。