皆さま、6月に入りましたが、如何お過ごしでございますか。
今年は梅雨入りが遅いそうですが、一気に真夏日になってしまいました。
レ・クロッシュの春公演が一段落致しましたので、見聞を広めようと山陽・山陰旅行に10日間行って参りました。
宇部空港から岩国・宮島・広島・呉・出雲・石見銀山・津和野・萩・秋吉台&秋芳洞・下関と北九州市の門司港をぐるっと回りました。
まず驚いたのは宮島です。
観光客の9割が外国人ですので、何だか日本にいるような気がしませんでした。
驚いた事に、宮島を散策していましたら、雅楽の笙()しょう)を練習している音色が聴こえてきました。
今まで雅楽の演奏会で笙の音は耳にしておりますが、一般の住居から笙の音色が聴こえてくるとは…感激致しました。
恐らく行事のために、練習をされていたのでしょう。
笙をご存知の方は多いと思いますが、管楽器の仲間です。匏(ほう)と呼ばれる部分の上に17本の細い竹管を円形に配置し、竹管に空けられた指穴を押さえ、匏の横側に空けられた吹口に息を吸ったり吐いたりして、金属製のリードを振動させて音を出す楽器です。
外国人たちがその音色に耳を傾けたかどうかは分かりませんが、日本伝統文化の香りが致しました。
そして、笙が賑やかなうぐいすの鳴き声と重なり合って、何とも素敵な時間でした。
広島から島根県の出雲大社に参りましたが、昔と変わらず立派な大社は誠に圧巻でした。
出雲大社は、ほとんど日本人の参拝者でしたので、安堵致しました。
日御碕からみえる日本海も素晴らしかったです。
ロープウエイには、岩国、宮島、下関の火の山公園と3回乗りましたが、どこも景色が抜群で、展望台からみた瀬戸内海の美しさは素晴らしかったです。
お城巡りは、岩国城と松江城、萩城跡にも足を運びましたが、興味深い資料がたくさんあり、楽しむ事が出来ました。
天気に恵まれましたので、青空が広がり、どこも絵画の世界のようでした。
維新の先覚者である吉田松陰先生を学生時代から尊敬していましたが、萩にはたくさんの文献や生い立ちなどを詳しく知る資料が多く、大変勉強させてもらいました。
木戸孝允や高杉晋作も萩の出身ですので、生家を見学していますと幕末のにおいがしてきます。
さて、7月には長野でレ・クロッシュ リサイタルを開催致しますが、例年のように、最後にお客様参加型で、日本の歌を入れる事になっていますので、今年もよい曲を選びたいと思います。
また、10月13日 (日) 14:00 開演 に、チャリティ コンサートをさせて頂きます。
会場は、自由学園 明日館講堂
池袋駅メトロポリタン口より徒歩5分となります。
今回は、初めての試みですが、孫()ミュージカル子役)をゲスト出演させて頂くことになりました。
もし、ご興味がございましたら、是非お越しくださいませ。
レ・クロッシュの奏でる名曲の数々をお聴きください。
プログラムをご覧頂けますと幸いです。
急に暑くなりましたので、ご自愛くださいませ。