◆今月のメッセージ 2020.09:
9月になりました。
今年は、特別な夏休みとなりましたが、皆さまお元気でいらっしゃいますか。
猛暑や台風、そして未だに新型コロナ感染者が増えている事など考えますと、落ち着かない毎日を送って居ります。
フランスは、9月に入りましても、新規感染者は毎日5000人位ですから、学校は半年ぶりに再開されましたが、感染者数は増え続けておりますから、親子共々とても心配なことだと思います。
フランスは、この2週間の新規感染者は、64740人で、今までの感染者合計は、293024人、死亡者数は、30686人です。
日本とは桁違いですから、毎日の新規感染者数をみただけで、恐ろしくなります。
先日も我が家の不動産の担当者の方が、父親の死に目に会うことが出来なかった、とコロナ感染でお父上を亡くされた事をとても嘆いていらっしゃいました。
感染でお亡くなりになりましたご本人はもちろんのこと、ご家族の方たちも、最期のお別れが出来ない事に憤りを感じていらっしゃいましたが、誠にお気の毒です。
今回、パリに参りまして、フランスのマスク着用義務の地域が増え続けているせいで、町中でもマスク姿の人たちばかりです。
ただ、この道はマスク着用しないと罰金です、と決めているのも何だか不自然ではありますが、マスク着用を徹底してくれるのは有難いです。
さて、日本でのコンサートやミュージカル、そして演劇などは、マスクや消毒、そして席数を少なくしての公演を徹底して、少しずつ再開され、アーティストたちは頑張っていらっしゃるそうですが、先日も、ミュージカルの練習の段階で、キャストのお一人が陽性が明らかになったという事で、9月の公演がすべて中止になったという話を聞きまして、他人事とは思えず、息苦しさを覚えました。
宝塚歌劇団では、出演者やスタッフが合いついてコロナ感染し、休演していましたが、9月3日から、宝塚大劇場での再開しました。
2500席から3割減らして、距離を置くそうですが、ファンは、さぞ嬉しかった事でしょう。
感染してしまった方は、自分が陽性だったためにすべての公演が中止になった、という事実をどのように受け止めていらっしゃるのかと思うと、気が遠くなります。
本当に、目に見えないコロナと闘う事は大変な事ですが、何とか乗り越えて欲しいと思います。
ご近所のおばあさまは、近くに住むお孫さんに、今年の3月から一度もお会いしていないとの事です。
ご老人がコロナ感染になれば、死亡率が高いから、という理由だそうですが、とても寂しい年を送っているそうです。
数年前にご主人を亡くされて、時々お孫さんが遊びに来てくれるのが唯一の幸せな時間だ、とおっしゃっていましたのに…
ただ、日本以上に感染者数が増え続けていますので、今は我慢しかありませんね。
では、皆さま、日本は、まだ残暑が厳しいそうですので、くれぐれもご自愛下さい。