◆今月のメッセージ 2020.08:
8月になりましたら、急に暑さが厳しくなりました。
皆さま、お元気でいらっしゃいますか。
ただ今、渡仏準備を致しております。
8月に、飛行機が最終的に飛んでくれるかどうかが不安でございましたが、8月から水曜日と土曜日は運航するそうですので、5日にパリに発つ事に致しました。
毎月延期になりますので、8月もまた欠航かもしれない…、と思い、あまり準備をしていませんでしたので、今慌てて渡航準備をしているところです。
日本食に拘っても、と思いますが、それでもついついスーツケースの中には、日本食材ばかり入ってしまいます。
3月23日にパリから帰国致しました折には、パリの日本食店のお弁当がANAカウンターで一人ずつ手渡されましたが、今回はどうなのでしょう…
客室乗務員の方たちもアルコール消毒にかなり時間を費やしていらっしゃいましたが、今は、特に大変なお仕事ですね。
とにかく、新型コロナウイルス感染は、世界中どこに居りましても心配の種ですから、道中神経を遣って、気を付けて行くつもりです。
ところで、すでに、「レ・クロッシュ」ホームページにてご案内致しておりますが、8月1日より、「レ・クロッシュ」 ホームページがリニューアルされました。
今年は、新型コロナウイルスの影響により、2020年のすべてのコンサートが中止となりましたので、その時間を利用して、ホームページのリニューアルを致しましたが、予想以上に時間が掛かる作業だったそうです。
フランスの友人たちにも5日にパリに戻る事を知らせました。
今回は、5ヶ月振りですから、長い期間となってしまいましたが、パリに着けば、何だかいつも会っている仲間ような気持ちになります。
彼らは、いつも朗らかで陽気に生活を送っていますので、コロナ感染と結び付かないような人たちですが、まだまだ油断は出来ませんので、気を付けて生活をしなければならないと思います。
パリ市民は、夏休みのバカンスをのんびり海外で過ごし、その期間は、海外からの観光客が集まり、パリ市内がとても賑やかになります。
ところが、今年は、旅行を行かずに、家の中で自粛している人たちが多く、海外旅行者は、7月までは、日本からも飛行機が運航して居りませんでした。
ですから、ヨーロッパの人たちのみが観光客となっていますので、例年よりも人数は少なく、イベントもないですし、パリの市内は活気がなく、とても寂しいと言っています。
いつも沢山の観光客でにぎわいをみせる観光地の人数が少ないですから、落ち着いて観賞が出来るとは思いますが、やはり皆が健康で、元気で楽しい旅行が一番ですね。
我が家の近所のマルシェ(朝市)は、水曜日と土曜日に開き、昨年までは、押し競まんじゅうの状態で、まさしく「三密」状態でした。
しかし、半年もコロナ騒動が続いて、マルシェのおじさんの生活は、どなってしまったのか、とても心配になります。
観光客は、威勢のよい声をあげて、野菜を売っている姿をみて、ビックリすると思いますが、「トマト 2€!2€」と大声で叫んでいる姿は、マルシェのおじさんたちの明るさと温かさが伝わってきて、楽しい時間だっただけに、何だか本当に残念です。
ノルマンディから毎週来ます、リンゴ売りのおばさんも、マルシェの日には、顔が合うと、ニコニコして、自分の畑で取れたリンゴの自慢をします。
不揃いの大きさのリンゴは、とてもお安く手に入るので、日本よりも酸味がありますし、アップルタルトを作ると、昔のリンゴの香りがして、とても美味しいのです。
今回戻りましても、このようなマルシェの光景はみることが出来ないのでしょう…
日本でも同じで、観光業界や飲食店、そして芸術家たちの事を考えますと胸が痛いです。
何とか、コロナウイルスが収束に向かいますように、と願いながらも、毎日の感染者の数の多さに閉口しています。
3月23日に、突然直行便が欠航との連絡に、慌てて、気のみ気のままで逃げ帰りましたので、とにかくパリの家に戻る必要があるのですが、結局8月になってしまいました。
庭が、木々がジャングルのように、伸びて鬱蒼と茂り、荒れ果ててしまっていると思います。
取り合えずは、芝刈りだけは、近所の方にアルバイトしてもらっていますが、木までは面倒をみて下さいませんので、それが心配です。
では、8月からは、パリからのブログとなりますので、よろしくお願い致します。
どうぞ、暑さが厳しくなりましたので、くれぐれもご自愛下さいませ。