◆今月のメッセージ 2017.08:

8月に入りました。
夏休みを引き続き楽しんでいらっしゃる事と思います。

日本の夏が暑すぎた為、パリがとても涼しく感じます。
パリの気温は、日中は25度位になりましても、朝夕の気温は15度位でかなり低めです。

友人に、「あなたのように機内で過ごす時間を楽しい、という人など聞いた事がないけれど…」と言われてしまいますが、私は、機内でゆっくり映画を観るのは大好きですので、全く苦痛ではありません。
今回もあれこれ5本も観てしまいましたが、結構充実した時間を過ごす事が出来ました。

読書も合間にしますが、機内では、映画の方が集中するようです。

8月は、孫と一緒に過ごす月ですが、このような生活が出来る事を嬉しく思っております。

今月は、家族全員で、子供たちが幼児期から育ちましたアルザス地方へ行くつもりです。

懐かしがって会いたがってくれている人もいますので、観光だけではなく、久々に友人にも会いに行きたいと思っています。

ライン川の上流にあるコルマールで15年間生活を致しましたが、ドイツにもスイスにも車で30分という立地条件のところですので、よい場所にありました。
また、戦災にほとんど遭っていないので、古い町並みがそのまま残っています。

私たちは、1986年3月に渡仏しましたが、当時からのレストランやお店がそのまま続いているところが多く、数年前にクリスマスマーケットに行きましても、以前よりも活気が出た程度で、町並みがそのまま保たれていたので、嬉しく思いました。
今回も何も変わっていないと良いのですが…

アルザス地方に住んでいた時に、街を歩きながら楽しかったのは、アルザス建築の家が立ち並んでいる事です。
アルザス地方特有の木枠作りの建造物は、気持ちを落ち着かせてくれます。

ウンターリンデン美術館のイーゼンハイム祭壇画のキリスト像は、何度観ても強烈でした。
グリューネヴァルトの筆は、キリストを悲惨の限りに描いていますが、祭壇画の裏側にまわると、逆転したかのように、復活したキリストに出会えます。

コルマールは、ストラスブルグの町と比べ小さな町ですが、まとまっていて、町中花で飾られて、とても可愛く美しい町なので、大好きです。
私たちの故郷ですから、愛着があるのでしょうね。

久しぶりに楽しんでこようと思います。

では、皆さまも楽しい夏休みをお過ごし下さい。

暑さが厳しいと思いますので、お体を大切になさって下さい。