◆今月のメッセージ 2017.06:
6月は梅雨の時期に入りますが、皆さま、お変わりございませんか。
これから湿度が上がってまいりますので、不快指数が上がり嫌ですね。
5月のレ・クロッシュ リサイタルの東京公演では、ファンの皆さまに大変お世話になりました。
楽しんで下さった方たちから、温かい感想やメールを頂戴し、心から感謝申し上げます。
とても幸せなひと時です。
これからもご支援下さいますと幸いです。
6月と7月にも、東京の他に、長野や箱根で、レ・クロッシュのコンサートを開催致しますが、7月下旬になりますと、またパリの生活に戻ります。
私たちの生活を「まるで渡り鳥のようですね。」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、確かにそうかも知れません。
1年中日本で過ごしていらっしゃる方たちよりも少し落ち着かない生活ではありますが、春と秋から初冬は日本、夏と冬から初春はパリの生活、と決めてしまえば、それほど苦痛ではありません。
ただ、テロ襲撃事件などがヨーロッパ中で起きていますので、その事だけが憂鬱で気が重いです。
フランスでは、夏のバカンスが始まる前は、フランスの皆さんはテンションが高くなり、バカンスの事ばかり考えて、ワクワクソワソワしているのですが、今年はどうなのでしょうか?
丁度6月上旬ぐらいから、今年のバカンスの話で盛り上がる時期なのですが、このような状況でとても残念です。
フランス人のおっちょこちょいのウキウキした表情をみているだけで、もうこちらまで楽しくなってしまうのです。
ちなみに、2017年の夏のバカンスは、7月8日~9月3日です。
パリジャンやパリジェンヌは、一斉にパリからバカンスへ出掛けてしまいますので、パリ周辺は観光客ばかりが集まりますが、これだけテロ騒動があると、静かなパリとなることでしょう。
夏のバカンスだけは、フランスの家庭では、どんなに遊んでも怒られることがないようです。
いっぱい遊んで、健康的な生活をすることが何よりも必要だと考えている人種だからです。
私は、32歳の時に渡仏し、このバカンス現象は想像以上でしたので驚きましたが、体が軽くなったようで、とにかく遊んで暮らしました。
7月中旬からは、オーストリアのザルツブルグ中心に3週間、一旦自宅に戻り、後半は南仏で過ごす、という生活が新鮮で嬉しかったです。
しかし、あの当時のようなワクワク感がテロ事件に邪魔されて、どこに行っても何をしても、何か脳裏から離れない状態だと思います。
何とか世界が穏やかで平和になって欲しいですね。
では、今月もお元気にお過ごし下さい。