◆今月のメッセージ 2016.07:
皆さま、7月に入りましたが、お変わりございませんか。
梅雨の時期は、紫陽花がとても綺麗ですね。
あちらこちらであじさい祭りを開催されていますが、東京周辺では、7月上旬まででしょうね。
雨の日に、是非鎌倉を散策しながら、紫陽花を観賞したいと考えていますが、丁度 レ・クロッシュのコンサートが開催中ですので、実現出来ません。
是非来年のでも足を運んでみたいです。
7月は、パリに戻る月となりますので、色々雑用が多いものの、今年は、リフォームがほとんど終わりましたので、軽井沢で羽を伸ばそうと考えています。
それで、7月1日の長野公演のあと、そのまましばらく周辺の旅行もし、楽しみたいと思います。
フランスでは、いよいよ夏のバカンスに入りました。
これから、2ヶ月間、楽しむ時期となります。
テロの影響があるようですが、気にせず遊びに出ているご家庭もいらっしゃるそうです。
フランスの夏は、何か長いイベントのようで特別な期間となります。
我が家でも、子供たちが小学生や中学生の時期には、2週間、ザルツブルグのホテルに泊まり、日中はザルツカンマ―グートで船に乗って遊び、夜は子供たちを寝かしつけてから、ザルツブルグ音楽祭に出かける、という楽しいバカンスを過ごしていました。バカンス後半には、南仏で1週間海で遊びました。
その時期の事は、一生の宝となっています。
ただ、やはり日本人だな、と思う事は、フランス人は、とにかくバカンス中は遊びの事しか考えていないのですが、私は、夏前には、当時はカセットテープの時代ですから、二人分の聴音の課題を、ピアノで50題ずつカセットに入れてホテルで、雨の日や出かけない日に課題をさせていました。
ホテルの部屋で、視唱練習などもしていました。
そして、日本のドリルとフランスのドリルも持参して、「海に行く前に、勉強をしてからね!」という事で勉強してから出かける日もありました。
私のフランス人のピアノの生徒たちは、9月になってレッスンを再開しますと、とにかく力が落ちてしまって、忘れてしまっています。
それでもその伝統は受け継がれていますから、フランスの先生たちは、それは当たり前の事、「また9月から新たな気持ちで頑張りましょう!」とおっしゃるのです。
しかし、子供は、覚えるのも速いですが、忘れるのも速い時期です。
フランス方式の勉強法には、いつも疑問が残っていました。
完全に遊ぶ事ももちろん1週間~2週間は、よいことですが、2ヶ月間となると長すぎますね。
フランスは、「天才を待つ国」と言われますが、確かに頷けます。
とにかく、ユニークで面白い国であることは確かですが…
その変わった面白い国で、また7月27日から3ヶ月間、過ごします。
では、皆さま、楽しいバカンスをお過ごし下さい。